某ゴルファー。

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石川遼は東京オリンピックに出られるのか?

以前、「石川遼の復活」という記事を公開し、彼の2019年の活躍ぶりを紹介した。国内3勝をあげ、史上最年少で生涯獲得賞金10億円に到達した。世界ランキングも2020年1月6日時点で80位まで順位をあげ、国内勢3位につけている。

4年前に開催された「ISPSハンダ ゴルフワールドカップ」を覚えている方はいるだろうか。松山英樹石川遼がペアとなり戦ったワールドカップである。白と赤のユニフォームを身に纏い、二人で話し合い、グリーンでは一緒にラインを読み・・・など同い年らしい仲睦まじいシーンを目の当たりにした。

今回の東京オリンピックでも彼ら二人の共演を待ち望んでいる人は少なからずいるのではないだろうか。もちろんオリンピックのゴルフ種目のフォーマットは、「72ホール個人ストロークプレー」なのでマッチプレーでの共演は見られないが、彼らが日の丸を背負って海外のトッププレーヤーに対して果敢に挑戦し、メダルを獲得して行く姿は日本人ファンとしてぜひ見てみたいものである。

今回は東京オリンピック石川遼が出場するためにはどんな戦い方を2020年6月までにしなければならないか、松山、今平、石川の3人が出場する可能性はないのか、などをご紹介したいと思う。

オリンピック出場条件

国際ゴルフ連盟IGF)は、ゴルフの世界ランキングを基に「オリンピックゴルフランキング」という独自のランキングを公表している。そもそも世界ランキングとはどのように決めているのだろうか。

【世界ランキング算出方法】

過去2年間でのトーナメントの獲得ポイントを出場試合数で割った、その平均点で算出する。その平均点が大きいゴルフプレーヤーが上位にランクされることになる。ポイントが獲得できる、トーナメントは決まっていて、・PGAアメリカツアー・PGA欧州ツアー・日本ゴルフツアー・サンシャインツアーなどの14大会となる。また、トーナメントの規模や難易度により、獲得できるポイントにも違いがあり、PGAアメリカツアーなどは大きなポイントとなる。過去2年間の出場競技数については、もう少し複雑な規定となる。仮に2年間で60のトーナメントに出場していても、世界ランキングの算出の対象となるのは直近の52試合のみとなる。また、40試合の制限については、実際参加したトーナメントが32試合と、40試合に到達していない場合には32試合で割るのではなく、40試合で割って平均をだす決まりとなっている。そのため、平均値を下げないためにも、40試合のトナーメントの出場を目指さなければ、ランキングに大きく影響する。

【ポイントの決め方】

各試合ごとに優勝選手に与えられるポイント数は出場選手のレベルにより変動する。(メジャー大会など一部は例外)

出場選手のレベルが高いほど、上位の結果は価値高いものになる。それを具体的に表したものが、以下の二つの指標だ。

ワールドレイティング・・・そのトーナメントに参加している世界ランキング200位以内の選手がそれぞれ持つポイントを合計したものです。これが多いほどその試合はレベルが高いことを表す。

ホームレイティング・・・各ツアー内(日本ツアーなど)の年末時点でのランキング上位30名が対象となり、彼らが多く出場していた場合、そのツアー内でのそのトーナメントの難易度が上がり、価値が高まる。それを数値化したものがホームレイティング。

例えば、2020年日本ツアー第1戦でその時点での世界ランキング1位のAという選手のみと、2019年度末国内ツアー選手ランキング1位から10位の選手全員が出場した場合、ワールドレイティングが45、ホームレイティングは45、合計で90ポイントとなる。

これを以下の表に当てはめると、「86-90」に該当し、優勝者が獲得するポイント数は21ポイント。以下の順位は表の通り。

 

こうして決められた世界ランキングを基に、「オリンピックゴルフランキング」を算出する。

【オリンピック出場資格】

・各国の代表者は男子が2020年6月23日、女子は2020年6月30日時点でのオリンピックゴルフランキングに基づいて決定する。

・「オリンピックゴルフランキング」の上位15位は出場権自動付与。(4人まで。)

・16位〜60位の選手から1カ国最大2名まで出場が可能。(15位以上もカウント)

・五大陸アフリカ、アメリカ、アジア、欧州、オセアニアで60位以内のランクインがない場合でも男女それぞれ、最低1名の出場枠を確保する。

松山、石川、今平、3人の出場可能性

 

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